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噂は本当なのか!?子宮卵管造影検査ってどれくらい痛いの?

    

妊活中や不妊治療をしたことがある人ならご存知だと思いますが、不妊治療の中で最も「痛い」と言われているのが「子宮卵管造影検査」不妊治療で一番辛い検査とまで言われていますが、本当のところはどうなのか気になるところです。そこで、子宮卵管造影検査とはどのような検査でどのような本当に痛いのか、詳しく見ていきましょう。

 

子宮卵管造影検査ってどんな検査?

婦人科で行う検査はいろいろありますが、この検査は卵管がきちんと通っているか、詰まりはないか、さらには子宮の形などを調べるものです。卵管に詰まりがあるとスムーズな受精に影響を及ぼしますので、不妊治療の際には医師から勧められることが多いのが現状です。気になる検査の方法は、まず膣から子宮までカテーテルという細く長い管を入れます。続いてその管に造影剤を注入し、レントゲンを撮ります。この検査によってわかることは、卵管の詰まり、子宮の形、卵管が詰まっている場所、子宮粘膜下筋腫の有無、卵管周囲の癒着の有無となっています。

 

どうして痛いのか?

人によって痛みの程度は異なりますが、中には「意識を失いそうだった」「変な汗がたくさん出た」「目の前が暗くなった」と、かなり激しい痛みを感じた人もいるようです。さらに嘔吐を伴う人もいます。このような感想が目立つため、どんな痛みなのかと恐怖に震えてしまいますが、実は半数近くの人はあまり痛くないという感想を持っているのです。もしかしたら、前情報でかなりの痛みを覚悟していた分、それほどでも…と思ったのかもしれません。もちろん、詰まりによって痛みが変わるわけではありませんが、医師の腕の良し悪しによるところはあるようです。卵管はごく細い管ですし、普段は体内物質しか通らないところ。そこに人工的な造影剤を無理やり流し込むのですから、痛いのは当然だといえるでしょう。

 

子宮卵管造影検査のメリット

この検査を受ける最大のメリットは軽い詰まりや癒着が造影剤を通すことで改善されるところです。つまり、検査といえども治療も同時にできるというわけです。さらに、詰まりが改善されるため、検査後6ヵ月は妊娠率が上がり、その確率は80%とも言われています。

 

子宮卵管造影検査の副作用

この検査にはメリットがある反面、副作用というデメリットがあり、検査の過程が原因の副作用と造影剤アレルギーが原因の副作用に分けられます。

 

「検査の過程の副作用」

・腹膜炎

腹膜炎を発症することはごく稀に見られますので、検査後にはその予防のために抗生物質を数日間処方されることが多いようです。ですから、もし病院で処方された場合は必ずすべて飲み切ることが大切です。

 

・微弱被ばく

これはそれほど気にする必要はありませんが、一般的にレントゲン検査はごく微弱ながら放射線を使用するので被ばくするということを覚えておきましょう。妊娠している場合、レントゲン検査が受けられないのは、胎児に影響を及ぼすかもしれないという万が一を避けるためなのです。同様に、卵子や受精卵への影響を避けるため、卵管造影検査の場合も排卵期を避けて検査します。

 

・出血

稀に性器からの出血が見られることがあります。量には個人差がありますが、普通は少量で数日間でおさまります。ただし、痛みがあったり、出血が長く続くなら、病院を受診しましょう。

 

・血栓症

造影剤が脈管に侵入すると血栓症を起こします。これは、検査の途中で発症するので、すぐに検査を中止して適切な処置が必要です。

 

 

「造影剤による副作用」

・発疹や嘔吐

確率は1%程ですが、造影剤にアレルギーを起こし、発疹やかゆみ、嘔吐などが見られることがあります。ほとんどは数日間で治まります。

 

・アナフィラキシーショック

これはかなり確率は低いといえますが、ハチに刺された時などに発症する症状で、耳にしたことがある人も多いと思います。具体的には血圧低下によるショック状態に陥ったり、意識を失ったりします。

 

・甲状腺機能の低下

造影剤が体内に入ることで、一時的に体内のヨードが増加し、甲状腺ホルモンの生成が止まってしまうことがあります。

 

 

このように子宮卵管造影検査は痛みを伴いますが、もし、不妊の原因が卵管の詰まりであれば、この検査によって解決する可能性が高い検査だといえるでしょう。しかも、激しい痛みを感じる人は約半数ですので、よく医師と相談し、検査を受けるかどうか決めることです。