不妊でも自然妊娠を諦めないための妊活ガイド

妊娠したいなら肥満をストップ!肥満が与える影響とは?

    

himan06_woman不妊の原因はさまざまですが、よく言われるのは晩婚化や卵子の老化などでしょう。けれども、肥満が妊娠に悪影響を及ぼすことがわかってきました。意外に知られていませんが、肥満を放っておくと将来妊娠しにくくなるかもしれませんし、妊活の妨げになる可能性もあるのです。そこで、肥満と妊娠、不妊との関係について詳しくみていきましょう。

 

  • 肥満の定義

一口に肥満と言ってもただ見た目に太っているだけでは「肥満」とは言い切れません。肥満の定義はBMIが25以上の場合。BMIとは、肥満指数のことで体重kg ÷ (身長m)2で計算できます。25以上から大きくなるにつれて肥満度が高まり、30を超えると「高度肥満」といわれます。そしてBMIが上がるほど排卵障害が起きやすくなります。

 

  • なぜ排卵障害が起こりやすいのか

排卵障害を引き起こす原因としてインスリン抵抗性や高インスリン血症が考えられます。そして、これらは正常な排卵を抑制する作用があるのです。実は肥満はインスリンの数値を高めるため、それにより排卵が抑制され、妊娠しづらくなる可能性が高いといわれています。しかし、逆にいえば、肥満を解消することで不妊が解消できるかもしれません。また、無月経症の人によく見られる多嚢胞性卵巣症候群も肥満の人により多く見られます。そのため、肥満の場合、不妊治療の効果も出にくいのが現状です。

 

  • ホルモンバランスの崩れ

肥満はホルモンバランスを乱します。肥満は血液循環を悪くするため、当然ですが子宮内の血流も低下し、子宮内膜に影響を及ぼします。この状態は受精卵が着床しにくいことから流産を起こしやすくなるのです。

 

  • 男性の肥満も不妊を招く!

肥満が不妊に影響を及ぼすのは女性だけではありません。男性の肥満も精子の数を少なくしたり、運動率を低下させるなど、精子の質を悪くすることもあるのです。ですから、なかなか妊娠できない場合、女性だけではなく男性も肥満には注意する必要があるでしょう。

 

  • 肥満=不妊ではない

肥満が不妊の原因になる可能性が高いとは言っても必ずしもイコールではありません。体重が100kgあってもきちんと生理があり、排卵していて正常な妊娠をしている人も大勢います。ただし、気をつけなければならないのは、急激に太ったり急激にダイエットするなどでホルモンバランスを崩してしまうことです。ホルモンバランスが乱れると排卵がなくなったり、生理が止まったりします。

 

  • 妊娠前に肥満を解消

妊娠を望むなら結婚前から肥満にならないように注意することが重要。そのためには食生活を見直すこと、規則正しい生活、適度な運動を取り入れるとよいでしょう。また、深刻な場合は病院を受診し、的確な治療を行うのも良い方法です。また、見た目はそれほど太っていなくても内臓脂肪が多いことで子宮が押し出される子宮脱も見られます。ですから、これから妊活を始める人や結婚する予定がある人はまず肥満の解消から始めましょう。