不妊でも自然妊娠を諦めないための妊活ガイド

男性不妊と精子運動率の関係とは!?

    

medical_funin_soudan現在、男性不妊は不妊症全体の40%を占めていると言われています。そして健全な妊娠には精子運動率が大きく関わっています。精子運動率とは名前の通り、精子がいかに活発に動けるかということです。大勢のライバルをかわして、まっすぐに卵子に到達し、受精するためには精子の高い運動力は大変重要です。しかし、近年、精子運動力の低下が問題とされており、それにはいくつかの原因があります。そこで、運動率低下の検査方法と主な原因、改善策について詳しくご紹介しましょう。

 

  • 精子運動率の検査について

・精液検査

精子の濃度、運動率、形態を調べる検査です。この検査でWHOの基準に満たない結果が出た場合、治療が必要になるケースもあります。精液検査を受ける際はクリニックによって異なりますが、だいたい2日から7日ほどの禁欲期間が必要です。ただし、それ以上長くなると運動率が低下したり、精子の形状に奇形がみられることがあるので、必ず医師から決められた期間を守りましょう。検査の主な項目は、精液量、PH値、濃度、精子数、運動率、形状、生存率、白血球数であり、その数値によって、乏精子症、精子無力症、奇形精子症、無精子症、無精液症などと診断されます。

 

  • 精子運動率が低下する要因

運動率低下の原因の多くは先天的なものだといわれています。しかし、少ない割合ではありますが、前立腺炎、おたふく風邪による清掃炎、高熱、精索静脈瘤なども要因になる場合があります。また、精子の数が多くてもほとんどが真っ直ぐに泳げない精子なら、妊娠率は一気に低下するのです。その他、男性も女性同様、男性ホルモンの分泌量が減少するため、45歳を過ぎるころから精子を作る造精機能が弱まります。これが、精子の運動量にも影響を及ぼします。

 

  • 運動率アップと膣内環境

実は精子の運動量が低下するのは、男性本人だけに原因があるわけではないのです。膣内の環境が悪化することで健康な精子を殺してしまっている場合もあることはあまり知られていないかもしれません。膣周辺から分泌されるバルトリン腺液と頚管粘液が混ざったものが膣液です。バルトリン腺液は膣内の自浄作用と潤滑作用、頚管粘液は弱アルカリ性で精子を子宮口に吸い込む働きを持っています。これらのバランスがきちんと保たれていることで正常な妊娠が期待できますが、例えば、加齢やストレス、ホルモンの異常が起こり酸性度が高まることで、精子が死んでしまうというわけです。心配な時は男性の精液を調べる時に、女性の膣内環境も同時に調べるひとをおすすめします。