不妊でも自然妊娠を諦めないための妊活ガイド

画期的取り組み!トヨタが“不妊治療休暇”導入を検討!

    

不妊を深刻に悩んでいる夫婦や妊活に励む夫婦が増えている中、トヨタ自動車が「不妊治療休暇」の導入を検討していることを発表しました。通常の企業なら、不妊治療を行う際、どうしても有給休暇を取ることになりますので会社に迷惑をかけてしまうのはもちろん、中にはあからさまに嫌な顔をする上司もいるそうです。妊婦ならマタハラですが、妊活中の場合は……。そんな現状を踏まえて、トヨタでは不妊治療休暇制度ができれば、それとは別に有休休暇がとれるのでその休みを旅行や趣味にあてられると考えているのです。昨年8月に発表され、今年1月をメドにということでしたが、今のところ、正式に導入したという発表はないようです。厚生労働省ではトヨタ自動車のように世界的に影響力のある企業が導入を発表したことで、もっと広く認知されていくことを期待しているということです。

 

トヨタの不妊治療休暇の概要

取得できる休暇日数は年間5日程度。ただし、この間は無給で組合側と調整中。

 

すでに導入している企業

今回トヨタが導入検討を明らかにしたことで注目されていますが、実はすでに不妊治療休暇を導入している企業があるのです。たとえばパナソニックやリコー、日産自動車などの大手企業です。ただ、「不妊治療休暇」という名称ではなく「多目的休暇」としている企業もあり、その中に不妊治療を含む形にしているそうです。

 

不妊治療休暇の現状

すでにこの制度を導入している企業がありますが、実際のところ、不妊治療休暇を利用している人はほとんどいないのが現状です。その根底には、休暇を申請する際、不妊治療を行っていることを上司や職場に伝えなければならないことがあります。不妊治療をしていることは、あまり人には知られたくないもの。それを公表することで、あらぬ噂をたてられたり、中傷されたりと、不妊の悩み以外に気を揉むことになりそうなのも事実です。しかも、普通の有休休暇さえとりにくい企業が多いですし、日本ではまだ不妊治療に対する偏見が根強く残っています。実際、有給休暇さえとることに罪悪感を感じている人も多く、子どもができないことを話題にすることをタブー視している傾向が強いのです。

 

日本は不妊大国であることを認識すべき

女性の社会進出がすすみ、卵子の老化が問題視されていますが、日本は外国に比べて不妊治療や卵子の老化に関する教育が十分浸透しておらず、実は世界一の不妊大国だと言えるのです。十分な知識がないことで気付いた時にはかなり深刻な状態に陥っているという人も少なくないのが現状です。当事者でさえこの状態なのですから、不妊治療に縁がない人にとっては「不妊治療なんて土日にすればいいのでは?」「わざわざ休みを取るほどなのか」というくらいの反応でしょう。ですから、今回トヨタ自動車が大々的に不妊治療休暇を打ち出したことで、少しでも不妊や妊活への理解が深まること願います。