妊娠には女性ホルモン!エストロゲンを増やすには?

女性にとって女性ホルモン「エストロゲン」はとても大切です。女性らしさや健康に欠かせないのはもちろんですが、妊娠を望んでいる女性にとってはより重要になってきます。実は妊娠とエストロゲンには深い関係があるのです。そこでエストロゲンの働き、どうしたら増やすことができるのか、分泌を促す食べ物についてくわしくご紹介しましょう。

そもそもエストロゲンって何?

女性ホルモンの1つ「エストロゲン」。卵胞ホルモンという別名も持っています。脳の視床下部から分泌される下垂体刺激ホルモンの分泌を受けて卵胞刺激ホルモンが分泌されます。さらにそれに反応した卵巣の中で卵胞が成長を始め、成長した卵胞から分泌されるのがエストロゲンです。

エストロゲンの働き

主な働きとしては、子宮内膜を厚くして妊娠に備えたり、コラーゲンの生成の促進、乳腺の発達、皮膚の機能を保ったり実にさまざまです。また、女性らしい体を作ったり、自律神経や脳の働きを整えたり、骨の形成にも関わっています。妊娠に限ってみると、受精卵が着床することでエストロゲンは分泌量を増やして妊娠の維持に貢献するのです。ですから出産によって妊娠を維持する必要がなくなれば分泌量は急激に減っていくというわけです。けれども、残念なことにエストロゲンは加齢と共に減少してしまいます。しかも、その減少が女性特有の更年期障害を招くこともわかっています。

エストロゲンの分泌を促進する食べ物

年齢と共に減少していくエストロゲンの分泌を増やすためには毎日の食事がとても重要です。摂取したい成分とそれを多く含むおすすめの食品をいくつかご紹介しましょう。

・大豆イソフラボン

エストロゲンに似たような働きをすることで知られている大豆イソフラボン。更年期障害を緩和することでもよく知られていますね。大豆イソフラボンを多く含む食品は大豆由来の食品で、豆腐、納豆、みそ、などです。

・ビタミンB6

ホルモンバランスを整えるビタミンB6はつわりの軽減や月経前症候群に効果的です。多く含む食品はさんま、牛レバー、バナナ、カツオなど。

・ビタミンE

エストロゲンを含む女性ホルモン全般の代謝に関わり、不妊や更年期障害の治療に使用されています。多く含む食品はかぼちゃ、アーモンド、モロヘイヤなどです。

その他のエストロゲンを増やす方法

「ツボ押し」

エストロゲンの分泌を促すツボは「壇中(だんちゅう)」「合谷(ごうこく)」の2つ。

・壇中

乳首を結んだ真ん中より指1本下に下がったところにあります。両手の指を重ねて息を吐きながら5秒ほど5回程度押します。

・合谷

手の親指と人差し指の間のくぼんだところで代謝を高める作用を持つツボです。気付いたときに気持ちいいと感じるくらいの強さで押しましょう。

「身体を冷やさない」

冷えは女性ホルモンだけではなくさまざまなホルモンバランスを崩してしまいます。できるだけ冷やさないように暖かい下着をつけたり、靴下をはいたり、ホットドリンクを飲んだり、ゆっくり入浴したりすることが大切です。

「漢方を活用する」

漢方薬を利用することは、エストロゲンを直接増やすというわけではないのですが、体調を整えることでホルモンバランスを整います。代表的な漢方薬は、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」、「加味逍遙散(かみしょうようさん)」、「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」など。ただし、漢方薬は症状に合わせて選ぶことが重要なので、まずは医師に相談してみるとよいでしょう。