代理母出産のメリット、デメリットをきちんと知ろう!

代理母出産が話題になっていますね。第三者に代わりに妊娠、出産してもらうものですが、現在のところ、日本では禁止されています。そのため、代理母出産について詳しく知っている人は少ないのかもしれません。そこでもし代理母出産を検討しているのなら、メリット、デメリットについてきちんと理解しておくことが重要です。

代理母出産で子供を授かった有名人

日本では向井亜紀、高田延彦夫妻や有村崑、丸岡いずみ夫妻が代理母出産を公表しています。また、海外でもニコール・キッドマンやサラ・ジェシカなどがよく知られています。

代理母出産のメリット

  • 自分たちの血がつながった子供が持てる

・ホストマザー

生まれつき子宮がなかったり、何らかの事情で子宮を摘出する、高齢などの理由から自分の子供が持てないと判断された女性が遺伝的につながった子供を持つことができます。妻の卵子を取り出し、体外で夫の精子と受精させ、胚にまで成長させたものを第三者の子宮に移植します。

・サロゲートマザー

夫の精子を第三者の子宮に人工授精の方法で妊娠させるもので、生まれてくる子供と夫は血がつながっています。

  • 妊娠中のさまざまなリスクやトラブル、体の変化などがない

妊娠中はつわりや体重の変化などのさまざまなリスクを伴います。また、出産時の痛みや産後のトラブルに遭うリスクがありません。

代理母出産のデメリット

不妊治療に取り組む夫婦にとって自分の子供を持てるという最大のメリットがある反面、やはりデメリットもあります。

  • 倫理的な問題

日本で禁止されている理由として最も大きなものが倫理上の問題だといえるでしょう。代理母となる女性の尊厳という面を問題視する人が多く、中には女性の性の搾取だという人もいます。ですから、日本では代理母出産に偏見や嫌悪感を示す人が多いのです。フランス、ドイツ、イタリア、スイスなどは日本と同じように禁止していますが、アメリカ、イギリス、オランダ、ロシア、カナダ、ブラジル、ニュージーランドなどは全面的、部分的に認めています。そのてめ、日本人はアメリカやロシアなどで代理母出産を行うのが現状です。

  • 高額な費用

代理母出産の費用はかなり高額になります。代理母出産を依頼する費用のほか、渡来費用や滞在費用なども思った以上にかかり、アメリカでは1000万円から、アジア圏でも500万円ほどは覚悟しておいたほうがよいでしょう。

  • 流産、不妊

必ずしも代理母が妊娠するとは限りません。また、たとえ妊娠しても流産のリスクもあります。そのため、契約時には流産、死産の場合についても細かく決めておくのが一般的です。

  • 異常、障害のある子供が生まれるリスク

普通の妊娠にも見られますが、やはり異常や障害のある子供が生まれるリスクを伴います。羊水検査でわかる場合もありますが生まれて初めて発覚するケースも少なくありません。そのため、異常のある子供は引き取りたくないという夫婦もいて、トラブルを招いているようです。以前、タイではこんな事例もありました。代理母となった女性が双子を出産したのですが、そのうちの1人がダウン症だったことから、依頼者夫婦は健康な赤ちゃんだけを引き取ったそうです。

  • 代理母が引き渡しを拒否

妊娠して約10ヵ月もの間、自分のお腹の中で命が育っていくうちに愛情がわき、出産後、依頼者夫婦への子供の引き渡しを拒否する代理母もいます。契約時は報酬をもらって妊娠、出産すると割り切っていてもやはり妊娠という長い時間に母性が芽生えるのかもしれません。

代理母出産には本来なら不可能な子供を持つという夢が叶えられるという大きなメリットがありますが、デメリットも多くあります。できるだけ多くの情報を集めて、夫婦でしっかりと話し合うことがトラブル回避の鍵といえるでしょう。